教習開始☆大型免許(一種)の教習内容って?
「この夏は大型免許を取って、ガンガン長距離を走るぞ〜!
普通免許で乗れる小型のトラックは何度も運転してるし、大型だからって特に何も変わらないよね。いつも通り運転してればOKかな?(^-^)/」
「基本的な操作は、大型車・普通車ともに変わりませんが、やはり車体の大きい大型車ならではの運転のコツがありますよ。運転に自信があるから…と教習所に通わず、免許試験場で直接試験を受ける方もいるかもしれませんが、コツをふまえてよく練習してから受験してくださいね☆」
平成19年6月2日からは車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン、乗車定員30人以上の大型車を運転する際に必要な免許と定義され、教習車両が更に大きいものとなり、よりしっかりした運転技術を身につけられるようになりました。
技能教習・まずは場内コースで練習(第一段階)
「毎日普通車を運転してるんだから、運転なんかカンタンだよ。さっさと進めて早く卒業しよーっと(-.-)y−゜゜」なんて気楽に構えている人はいませんか!?
普通車の運転と、大型車の運転ではやっぱり技術が違いますよ〜。
大型免許を取得する場合、21才以上で、中型、普通免許または大型特殊免許を持ち、運転経験の期間が通算3年以上必要となります。
だからこそ「運転には慣れている」という人が多いでしょうが、あくまで大型車の運転ではまだまだ初心者。
新たな気持ちで、大型車ならではの運転のコツを身につけてくださいね!(^-^)/
【第一段階・教習項目】
- 車の乗降と運転姿勢
- 自動車の機構と運転装置の取扱い
- 発進及び停止
- 速度の調節
- 走行位置と進路
- 時期をとらえた発進と加速
- 目標に合わせた停止
- カーブや曲がり角の通行
- 坂道の通行
- 後退
- 狭路の通行
- 通行位置の選択と進路変更
- 障害物の対応
- 標識・標示に従った走行
- 信号に従った走行
- 交差点の通行(直進)
- 交差点の通行(左折)
- 交差点の通行(右折)
- 見通しの悪い交差点の通行
- 踏切の通過
- 教習効果の確認(みきわめ)
「ちょっと車体が大きくなったって、余裕余裕!」
なんて気軽に始めた大型車教習…。
ところが意外と、「こんなはずじゃなかった」「うまくいかない…」なんて教習生が悩んでしまうところがあります。
指導員からのワンポイントアドバイスを読んで、難所を克服しよう!
難所その1・【ブレーキ操作】
普通車の運転ではブイブイいわしていたはず(?)のみなさんを、まず最初に悩ませてしまうところ。それはブレーキです…。
「ブレーキなんて、何が難しいの?」と思うかもしれませんが、大型車のブレーキは「プシュッ」と鳴ることでおなじみのエア・ブレーキ。
これが、普通車のブレーキとはその仕組みも効き方もだいぶ違います。
エア・ブレーキはその効きはじめが非常に急激!
軽く踏みすぎると止まらないし、強すぎると『ガクッ』と急停止してしまうし…。
どうしたらいい?
現役・指導員からのワンポイントアドバイス★
どうしても、はじめは急ブレーキになりがちです。
静かにクルマを停止させるためには、ブレーキをソフトに踏まなくてはいけません。特に、ブレーキが効きはじめるポイントまでを『いかにゆっくり踏んでいくか』が一番大切。
実は、実際にスピードを落とさなければいけない地点からブレーキを踏み始めるのでは、タイミングが遅いんですね。普通車と同じ感覚でブレーキを踏んでしまうと、間違いなく急ブレーキになってしまいます。
『一呼吸早め』の時期からブレーキを踏むことを心掛けてください。ブレーキ操作が上達すれば、運転全体のゆとりにつながりますよ。
難所その2・【ハンドル操作・車両感覚】
大型車は、普通車と比べると非常に車体が大きく、ミラーもかなり外側に張り出しています。この「車体の大きさ」とか「内輪差(※)」をしっかり身につける必要があります。
(※)内輪差とは、前輪と後輪の通る位置の違いです。
こういった車両感覚が身についていないとどうなるでしょうか? ミラーが障害物にぶつかったり、タイヤが中央線を踏んでしまったり、縁石に脱輪したり…。特に左折等では要注意です。
教習を始めた最初の段階では、どうしても普通車の車両感覚が抜けないので戸惑うことも多いでしょう。 慣れるまでは、落ち着いて教習しましょう☆
現役・指導員からのワンポイントアドバイス★
ハンドル操作や車両感覚が身についていないと、走行中に障害物にぶつかったり、中央線を踏んでしまうこともあります。 試験中だったら、即・試験中止になってしまう場合もありますよ!
自分の感覚だけに頼らず、ミラーを十分に活用しながら走行してくださいね。特にカーブを曲がる際には、次のところへの目くばりは必須です。
- カーブ外側 障害物とミラーがぶつからないか?
- カーブ内側 中央線(縁石)をタイヤで踏んだり(脱輪など)しないか?
一段階の教習項目にある「S字クランク」で、車両感覚(目くばり)をしっかり身につけてください。
難所その3・【ギアのチェンジ操作】
大型車のギアは、全部で7つもあります。…って、みなさん知ってました!?(※クルマによっては例外もあります)
チェンジレバーを横に動かせる位置というのは、普通車では「右、中央、左」の3ヶ所ですね。大型車の場合は、これが「右、中央、ちょっと左、左」の4ヶ所あります。これがかなり微妙な位置なんですよね…。
なかなか正しい位置にギアが決まらず、間違ったギアに入れてしまうことがよくあるようです。前進しなきゃいけないのにバックしてしまったり、笑い事じゃないですよね(◎_◎;) 危険なので、どう練習していけばいいんでしょう!?
現役・指導員からのワンポイントアドバイス★
ギア操作での失敗というのは、間違ったギアに入ってしまうことです。 非常に基本的ではありますが…。
一般的にあわてやすい方の多くは、このミスが頻繁に出てしまいます。
あわてないよう、ゆっくりとした操作を心掛けてくださいね。普通車と違って、横のギア位置がなかなか決まりにくいというのがミスの原因です。
まずこの横の位置をしっかり覚えて、その位置で一度とめてから操作するように心がければ、正確に入るようになります。
クルマを動かす前に、少し予行練習をした方がいいですよ!
技能教習・いよいよ大型・路上デビュー!(第二段階)
第1段階の最後は、「みきわめ」と呼ばれる“教習効果の確認”。この後、技能終了検定と仮免学科試験に合格したら第2段階に進み、路上デビューです(^-^)/
ここからは教習も後半。がんばってくださいね!
【第二段階・応用走行】
- 路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備
- 交通の流れに合わせた走行
- 適切な通行位置
- 進路変更
- 信号、標識・標示等に従った運転
- 交差点の通行
- 歩行者等の保護
- 道路及び交通の状況にあわせた運転
- 駐・停車
- 方向転換、縦列駐車
- 急ブレーキ
- 自主経路設定
- 危険を予測した運転
- 教習効果の確認(みきわめ)
第一段階を修了し、基本的な操作ができるようになると、大きな車体のクルマで走ることを楽しめるようになりますね♪
視界が高くて広いので、「トラックで走るのは気持ちいい〜!」という人も多いです。ですが、まだ免許を取ったわけではありませんよ!
路上の障害物や実際のクルマの流れなどに気をつけて、教習をすすめてください。
この後、卒検を受けて合格すれば、晴れて卒業となります。
学科教習について
大型免許を取得にくる人は、基本的に普通車または大型特殊車の免許を持っているため、学科試験は免除になります。
でもこの機会に、もう一度「安全運転の教則に基づいた運転知識の基礎」を学びたい方は学科教習を受けていただいてもいいですよ〜!(うそです。)
運転知識の基礎を確認したい方は、以前受けた学科教習の教本を読み返してくださいね☆では大型車でも安全運転でお願いしまーす!
最終更新日:2007年6月1日
